ドルオタセブンルール

自分ルールやポリシーを定めるのが好きだ。 最近は小嶋陽菜さんに影響されて “自分に規制をしない” というスタンスも取り入れつつ生活をしているけれど、意識しすぎて逆に “自分に規制をしない” ことが一つの規制と化してしまっている感は否めない。

自身のポリシーを設定することも好きだけど、それ以上に他人のポリシーを知ることも好きだ。芸能人のマイルール!みたいな記事を読むのも大好き。そんな私が、一ヶ月ほど前にこのブログが発信源となって流行った #ジャニヲタ*1セブンルール に惹かれないはずがなかった。

moarh.hatenablog.jp

このブログから始まりTwitterで #ジャニヲタセブンルール タグを漁っては成る程〜と一人唸ったり面白いな〜とにやにやしたりしていた。

 

 

ジャニヲタ、面白すぎない????セブンルールの決め方ひとつとってもセンスが光っていてジャニヲタの皆様超かっこいい。私もやりたい。でも私ジャニヲタじゃない。

そんなわけで自分に置き換えて #ドルオタ*2セブンルール を書き出してみることにした。ちなみに、私は自分のことをドルオタだと思ったことは一度もない。ただのふわっとしたファンである。趣味やアイデンティティーをわかりやすく提示する際恐れ多くもドルオタと言わせてもらっている。こんなことを書くと、オタクの基準とは?ファンの定義とは?という話になってしまうので、一先ずそれは置いておく。

 

前置きが長くなり過ぎたけど、以下が私のドルオタセブンルール。今更だけど、ルール 7つも無い気がする。

 

⒈「かわいい」をたくさん言う

これはルールなんてものじゃなく、ただ単純に「かわいい!」という気持ちを吐き出したい。かわいいと思う気持ちが余りに強いと、かわいい という気持ちを持て余してしまい胸が苦しくなるので、どんどん吐き出していきたい。いきなり何を言っているのかわからない上に気持ちの悪いことを言った自覚はある。

 

⒉ 推しを上げるために他を下げない

私のルールというより多くのオタクの心得ではないかと思う。ジャニヲタの皆様もこれをルールの一つに挙げていた方が多かった。アイドルやアイドルオタクは立場上どうしても揶揄われやすいし悪意のない言葉に傷つくことも多い。でもそういう悲しみを味わう度に人に優しくあろうと思えるし、そういう心構えの人がたくさん居る世界であることも知れた。偉そうなことを言っておきながら私はこのルールを守り切れていないと思うので、ちゃんと己を律することができるようになりたい。

 

⒊ アイドルに話しかけるときは敬語で

握手会や写メ会でアイドルと直接話をするとき。アイドルのSNSにコメントを残すとき。相手にとっての自分は顔も名前も知らないただの他人である。そのことに自覚的でいたい。そんな意識でいるので友達のように話しかけることに抵抗がある。単純に居心地が悪い、と言った方が良いかもしれない。とは言え、敬語ばかりで堅くなりすぎると相手に気を遣わせてしまうことも学んだので、最近はタメ語も交えつつ丁寧語で話している。

 

⒋ 現場は無理をせずふわっと参加する

アイドルと直接触れ合って話ができる握手会はコミュニケーション能力が著しく低い私にとって正直苦手な現場*3だ。苦手なら行かなければ良いのだけど、とびきりかわいい女の子と至近距離で対話した瞬間それまでの鬱々とした気持ちが全てチャラになってしまうからやめられない。それでも人が多く待ち時間も長い握手会は体力的に疲れるので長居はしないことにしている。コンサートは握手会と比べて受け身でいられるので気負いなく臨める。48グループのコンサートへは何度か足を運んでいるけれど、ミックス*4やコール*5は一切覚えておらず、そのときの雰囲気や周りの人に合わせて適当にやっている。静かに見たいときは地蔵*6になる。ハッピーを享受したいアイドル現場で辛くなってしまっては元も子もないので、しんどくならない範囲でゆるく楽しむことにしている。ちなみに劇場公演は勇気が出ずまだ応募したことがない。

 

⒌ 考え方 感じ方は人それぞれだと心得る

アイドルオタクに限った話ではなく人として持っていて当然の心構えかもしれない。⒉の項目でも書いた通りアイドルやそのオタクは非難されやすい。アイドルはアイドルであるというだけで端から嫌われ、オタクはそんなアイドルが好きであるというだけで白い目を向けられる。今の時代それもかなり少なくなったと感じるけれど、こちらが言葉を尽くしても何も知ろうともせずただ悪意をぶつけてくる人はまだ一定数存在する。アイドルオタクであっても特定のアイドルにアンチ行為をする人も居るし、アイドルもオタクも母数が多い分、好き嫌いやものの見方、感じ方はそれだけ個人によって異なる。人とは思えないような人もいる。誰に何を言われても、まぁ人それぞれだから、と受け入れる(或いは流す)ことは自分の精神衛生を保つ上でとても重要であると10年のドルオタ生活で学んだ。自分においても、己の考え方や捉え方が理想だ正解だとは思わないよう、無理に感情を共有しようとしたり押し付けたりしないよう努めている。人と人は分かり合えない。悲観ではなくそれを前提として誰かと何かを楽しむことは虚しさや寂しさ以上の喜びを生むこともあるし、何より生きやすい。

…何の話?(話が大きくなりすぎた)

 

⒍ ファンである以上自分が推しにとって負担であることを忘れない

握手会は私にとって疲労の多い現場だけど、その何十倍もアイドルにとっては負担の大きな仕事だと思う。一日中立ちっぱなしで何百人もの見知らぬ人と握手をして会話をする。握手会のチケットを取る度に、アイドルに負担をかけたくなければチケットだけ買って握手には参加しないのが最善なんじゃないかと考えることもある。

日本のアイドルは単純にパフォーマンスだけをエンタメとして売っているわけではなく、アイドルの活動やその過程、人生も引っ括めてエンタメとして売っている(と私は認識している)。アイドルの活動を追うということはアイドルの人間性や人生の一部をドラマとして娯楽として消費しているということに過ぎない。それはアイドルという一人の人間にとって必ず負担になっていることを忘れたくない。

 

7. 楽しむ

7つ目がこれまでの総まとめのようになってしまったけれど、これに尽きる。アイドルちゃんを愛でることは私にとってあくまでも趣味。アイドルや他のファンに迷惑にならない範囲で楽しくオタクする。

 

  1. 「かわいい」をたくさん言う
  2. 推しを上げるために他を下げない
  3. アイドルに話しかけるときは敬語で
  4. 現場は無理をせずふわっと参加する
  5. 感じ方 考え方は人それぞれだと心得る
  6. ファンである以上自分が推しにとって負担であることを忘れない
  7. 楽しむ

 

7つあった。というか、7つ以上あったかもしれない。書きながらいろいろ浮かんだのだけどちゃんとメモしてなかったのでもう覚えていない。ポンコツ。現時点ではこんな感じだろうか。歳を取ったり時代の変化によって今後考え方や優先順位が変わることもあるだろうけど、それもひとつの楽しみだ。

ちなみに脚注はインターネットのどこかしらから引用。脚注、やってみたかったんや…

 

 

*1:芸能事務所「ジャニーズ事務所」に所属するメンバーのオタク(ヲタク)。特定のグループのファンではなくジャニーズアイドルの複数ないし全般のファンを指す。

*2:「アイドルオタク」の略。とりわけ熱狂的なファンを指す用語

*3:アイドルのコンサート会場や握手会など、実際にアイドルを見て楽しむことが出来る場所

*4:アイドルライブにおいて、イントロや間奏など曲中に叫ぶ魂の叫び

*5:アイドルライブにおける楽曲中にオタクが行う合いの手

*6:ライブ中に動かないオタクの事